レポート | 投稿日: 2016.11.16

10月8日(土)宮城県七ヶ浜町菖蒲田浜地区で海岸防災林再生植樹を行いました

宮城県が実施している「みやぎ海岸林再生みんなの森林づくり活動」に基づいて、被災地の七ヶ浜町菖蒲田浜地区会が県等と協定を締結した海岸防災林再生予定地で、10月8日(土)に植樹行事が行われました。被災者住民が主体的に海岸林再生に取組む数少ない事例でもあります。

七ヶ浜町は、仙台市の東に位置し、湊浜(みなとはま)、菖蒲田浜(しょうぶたはま)など七つの浜が統合して生まれたことが町名の由来です。三方を海に囲まれ、長い砂浜と複雑な入り江が美しい景観をなし、海岸部は特別名勝松島の指定地域となっています。

東日本大震災では、最大12mの大津波により、町の4割が浸水し、大きな被害に遭いました。現在、高台住宅団地造成が完成するなど整備が進んでいますが、地元の方々は不自由な生活を強いられています。

また、町の海岸防災林も11haが壊滅的な被害を受けました。海水浴客で賑わっていた菖蒲田浜海水浴場周辺の海岸林も若木と生き残った僅かなマツの成木が見られるだけで、かつての松林の面影はありません。菖蒲田浜海水浴場は今年6年ぶりに10日間だけプレオープンし、平成29年からの本格稼働を目指しています。この歴史ある海水浴場に近い箇所で植樹が実施され、将来の白砂青松の風景を構成するための第1歩が踏み出されました。

宮城県 七ヶ浜町菖蒲田浜の植栽地周辺地図はこちら

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当日は曇り空の肌寒い日でしたが、地元七ヶ浜町の皆さん、みやぎ自然環境サポーター、もりもり探検隊、宮城県森林インストラクター協会員等約100名が参加されました。

冒頭に、菖蒲田浜地区会の代表区長 伊丹貫一さんと、菖蒲田浜地区の町会議員の渡邉淳さんより挨拶をいただき、記念標柱の除幕に続いて、植樹が始まりました。

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現地では、既に植穴のところに抵抗性クロマツのコンテナ苗が並べられていました。NPO法人宮城県森林インストラクター協会の皆さんが、事前に刈払い、用地整備、仮穴掘りなどの準備をしました。

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植樹に当たり、講師の方々が、穴の掘り方、苗の植え方、肥料の置き方、土のかぶせ方までの一連の作業を指導しました。

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植樹指導を受けた後、参加者は植樹に挑戦しました。作業開始直後から雲行きが怪しくなり、主催者から「全部で450本ありますので、雨が降り出す前に、てきぱきと植えていきましょう!」と声が掛かり、皆ペースアップして頑張っていました。以下、写真で状況の説明をします。

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途中で雨が降り出しましたが、参加者は、持場の植樹を完成させました。最後にインストラクター協会など主催者が仕上がりを確認して、植樹は終了しました。

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最後に高台に移動し、東日本大震災以前の豊かな海岸防災林が再生されることを全員で祈り、閉会式を終了しました。
来年からは下刈などの保育管理があります。七ヶ浜町や菖蒲田浜地区の住民の皆さんよろしくお願いします。