NPOレポート | 投稿日: 2016.06.21

NPO活動レポート 第5回 NPO法人DO55

東京のNPO法人DO55が森林整備に初めて挑戦 ~福島の海岸林に自らの手で植樹~

会の活動方針とこれまでの活動

NPO法人DO55は、早稲田大学ESSクラブの55歳以上のOB・OGが中心となって設立され、これまでは東北物産販売および福島県内放射能除染作業などのボランティア活動をしてきたとのことです。
「我々は団塊世代で、日本経済が低迷する中で後半は色々な苦労もあったが、振り返ると満足度の高い社会生活を送ってきているとの思いがあるメンバーが多い。そこで社会への恩返し、次世代の負担を少しでも軽減したいとの思いで活動をしてきたが、国・県では除染作業を専門業者対応に移行してきたことから、DO55では新たな活動の1つとして海岸林再生への植樹を検討した」とのことでした。
会員は森林整備活動の経験はなく、まさにゼロからの挑戦でしたが、会員間で協議を重ねた結果、今年3月に磐城森林管理署と協定を締結しました。

試行錯誤しながら植樹の日を迎える

首都圏から車を飛ばして、福島県相馬市松川浦の現地に行き事前調査を重ね、事前学習・事前準備に万全を期し、地元の学生などの応援も得て5月29日(日曜日)松川浦の海岸防災林(国有林)において植樹活動を行いました。以下は、DO55からの報告です。

DO55からの報告

海岸林管理道に沿って幅20メートル×奥行70メートル(0.14ヘクタール)に800本に及ぶクロマツを植樹しました。今はまだ20センチ足らずの苗木ですが、今後の成長を楽しみに社会貢献の森「DO55の杜」と命名しました。

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当日はこれ以上ない心地よい晴天に恵まれ、DO55の役員・会員およびその家族・友人計18名を加え、地元から磯部小学校5名、中村第一中学校11名、相馬高校4名、相馬東高校4名、いわき明星大学11名、また日帰りバスで早稲田大学ボランティア20名(留学センター5名を含む)計55名の児童・生徒・学生とその引率者が参加、総勢73名の活動になりました。

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12:30からDO55理事長および磐城森林管理署長のご挨拶、また各参加団体代表者からも一言いただき、磐城森林管理署の森林技術指導官から実技指導を受けてから植樹をスタートしました。
前日の28日に先遣隊12名が現地に入り、「DO55の杜」の看板設置、植樹の位置決め、水の手配、トイレの仮設等、準備万端整えていたこともあり、当日29日の植樹作業は73名の大きな力により一部地面の硬いところもありましたが極めて順調に進み、集合写真撮影、DO55副理事長のご挨拶により全工程を予定通り15:00に完了、会員・参加者全員にとって大変充実した一日でした。

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参加者の心強い感想を紹介

当日の参加者から早速感想が寄せられているので紹介します。

  • 大変な準備があったからこそ楽しいボランティア活動に参加出来たと思う。被災地の現場を目で見て肌で感じ、そこに木を植えることが出来た。日帰りバスの中では学生の意気込みと感想に感動した。
  • 非常に有意義な活動で学生たちも良い影響を受けた。また声を掛けてほしい。
    大勢の参加者と楽しく活動出来た。また、他大学の学生と交流出来て大いに刺激を受けた。
  • ネームプレートや看板裏への署名も嬉しかった。

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植樹活動を終えて

DO55にとって植樹は初めての活動でしたが、昨年5月・本年1月に国土緑化推進機構のご協力をいただいて植樹講習を赤坂の事務所で実施、また植樹関連のシンポジウム等にも積極的に参加、本年3月には仙台および福島県松川浦での現地研修に参加、着々と準備・態勢を整えることが出来ました。関東森林管理局・磐城森林管理署・国土緑化推進機構の皆様から多大なご指導・ご支援を賜り、本当に感謝している次第です。
以上DO55から報告します。

 

編集後記

DO55の皆さん、また地元の皆さん、学生さんお疲れ様でした。有意義な活動ができたことうれしく思います。
植樹は山づくりの第1歩で、植えた木が大きくなるまで見守っていくことが必要です。これから下草刈りなどの保育管理も頑張ってください。森林管理署の担当官の案内で、6月8日に松川浦植栽現場を見て回りました。当日も快晴でしたが、突風により砂埃が舞い上がり、数十m離れた車は写真のように霞んでしまいました。海岸林が生育すればこのような飛砂を防いでくれることでしょう。

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