レポート | 投稿日: 2015.03.23

3月11日(水)海岸防災林の活動支援チャリティーコンサートが開催されました。

東日本大震災から4年が経った2015年3月11日、『東日本大震災 被災地植樹支援チャリティーコンサート2015 at カワイ表参道』が河合楽器製作所の主催により開催されました。被災地の一日も早い復興を願って、震災直後から開始されたチャリティーコンサートも今回で11回目とのことでした。

今回のコンサートは、宮城県東松島市内の海岸防災林を再生することを目的とし、東京のほか、仙台、名古屋、大阪の4カ所で同時に開催され、東京公演では、第一線でご活躍されている4名の演奏家、石井楓子氏、今井彩子氏、藤原浜雄氏、三上桂子氏が趣旨に賛同いただき出演されました。

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会場となったカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」には、受付開始から瞬く間に満席となるほどたくさんのお客様が集まりました。

午後7時を回り、被災された方へ黙祷が捧げられ、河合楽器製作所関東支社長の星井広幸氏から心温まるご挨拶を賜りました。そして、同音楽振興会の池田さくら氏により、画像を写しながらコンサートの趣旨及び海岸防災林への支援活動についてのお話をいただきました。

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またロビーには、国土緑化推進機構が作成した海岸林再生パネルが展示されました。

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最初に登場された石井氏は、ブラームス《4つの小品》作品119を披露してくださいました。深い祈りに包まれるような第1曲と第2曲、第3曲と終曲では、悲しみに寄り添いながらも明るさを失わない演奏で、聴いていて前向きな気持ちになれました。

続いて、今井氏の演奏によるシューベルト《ピアノソナタ イ長調》作品120D.664です。空気の澄んだ自然の中を散歩しているような、のどかで瑞々しい表現が新鮮に思えました。中でも、慰めのような温かい演奏を展開された緩徐楽章は印象的でした。

最後は、藤原氏のヴァイオリンと三上氏のピアノによるベートーヴェン《ヴァイオリンソナタ イ長調「クロイツェル」》作品47です。火花が散るような迫力のある第一楽章に始まり、対話をするように音楽が進められて行きます。心の底からパワーがみなぎるような希望に溢れた演奏でした。

祈りと東北復興への力強い思いが感じされる演奏を届けてくださった四氏に対して客席から盛大な拍手が贈られ、コンサートは締めくくられました。

音楽を通じて会場に集まった方々の思いが一つとなり、非常に温かな雰囲気に包まれたひとときとなりました。

こうした取組を通じて、市民による海岸林再生活動の輪が広がることが期待されるもので、有意義な催しでした。