レポート | 投稿日: 2014.12.18

12月11日 エコプロダクツ2014で海岸林復興関係の展示~日本最大級の環境展示会~

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12月11日~13日の3日間にわたり東京ビッグサイトで「エコプロダクツ2014」が開催され、来場者数は161,647人にのぼりました。この展示会の「森林からはじまるエコライフ展2014」のエリア内に、「東北復興と海岸林再生(国土緑化推進機構・緑の募金)」のコーナーを設け、関係するパネルと宮城県農林種苗農業協同組合から寄贈いただいた抵抗性クロマツの実物等を展示しました。

来場者も、環境学習に来た小学生、千葉県在住の方で地元の海岸林再生に取り組むNPO、協同組合の活動として東北復興の支援に係わっている責任者など、色々な方が来場され、東北海岸林の状況についての理解を深めていただくとともに、復興に向けての意見交換もでき有意義なものとなりました。

会場内でいただいた意見をいくつか紹介します。

1.都内の小学生のグループ

  • (展示してあるクロマツを見て)これは何という木ですか。これを海岸林に植えるのはなぜですか。
  • (東北の海岸林の震災後の写真見て)津波でこんなに海岸林が大怪我したのか。知らなかった。
  • 皆協力して木を植えて森を元気にしているんだ。海岸林が元の元気な姿になるのに50年以上もかかるなんて、僕もそのときはおじいさんになっちゃうよ。大変だね。がんばってください。
コメント:
小学生らしくハキハキと質問してくれましたが、僕たち・私たちも何かできることはないかという発言はありませんでした。説明の仕方に工夫がいると反省しました。

2.協同組合の方

  • 東北復興には協同組合として支援している。
  • これまでも東北から多種かつ大量の商品を納品して販売しているので、業務上の付き合いも深い。このため、被災地の産物の販売を支援している。また、独自の募金もしているが、これは関西の関係者などの被災地ボランティア活動の支援に活用している。
  • 地元のニーズがあり、市町村の協力も得られれば海岸林再生の支援を検討してもよい。
  • 地元の要望を大切にしてそれを踏まえて対応することが大切であると考えている。
  • 東北復興は時間もかかるので、長期的な観点に立って支援を考えている。
コメント:
被災地に寄り添う姿勢と、地元のニーズ把握の重要性を改めて痛感しました。 「何か協力方の話があれば、連絡ください。」と温かい言葉が心に残りました。

3.長年にわたり海岸林造成に取り組まれてきた方

  • 千葉県九十九里等の海岸林造成の植栽をしてきた。海岸の斜面上にケヤキ等の広葉樹もあったので、それを植えたりした。5年に1回程度の暴風の際に枯れたりした。暴風で飛散した砂で、葉・芽が傷つくこともあると思っている。また、秋植え、不良な苗木も枯損の確率を高めると思う。
  • 植樹は3月上旬がよいが、海岸は寒いので大変だ。枯損の原因を特定はできないが、適時、適木、適作業が基本である。クロマツであろうとも植栽木の海岸における生育環境は予想外に厳しいことを忘れないように。

4.都内在住の方

  • 親戚が岩手の海岸地区に居住していた。今年同じ場所に新築して新しい生活始めた。親戚の人は、地域の人たちの生活が安定したら、海岸林に皆で植栽したいと言っている。その時は自分も参加するつもりだが、何年先になるかわからない。今日はたまたまよい機会もらったので海岸林の再生のことを勉強する。

5.千葉県在住の方

  • 昔海岸マツ林が広がっていた。マツ枯れと開発で伐採が進み、ほとんど海岸林がなくなった。これを少しでも増やすことためにNPOで取り組んでいる。
  • 自分は大学で森林を専門に学んだが、就職してから機械商社で働き最近退職した。学生時代に戻り、森林作りに頑張っていきたい。

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