レポート | 投稿日: 2014.11.19

11月10日に東北復興 企業・NPO等の参加による「海岸防災林再生活動」説明会2014を開催。~NPO、企業等多くの関係者が参加し熱心な意見交換~

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林野庁の後援の下、11月10日(月)東京・大手町サンスカイルームにて、東北復興 企業・NPO等の参加による「海岸防災林再生活動」説明会2014を開催しました。

<第1部 セミナー:海岸防災林再生の大切さと、その実践~現地に根ざした報告>では、田中賢治氏(国土防災技術株式会社 執行役員・緑環境事業部 部長)から、「海岸防災林再生の技術的な課題、植栽管理の実際について」をテーマに、コンテナ苗の特徴や苗木の根の形状のチェック、植栽箇所の環境条件に配慮した樹種の選定、クロマツの特徴、さらに保育においてはニセアカシヤの徹底駆除等、多岐にわたる講演をいただきました。

なお、講演資料①の「8 植栽に必要な予算」において、苗木価格等は変動もあることから、各県・種苗組合に問い合わせて確認すること、肥料・防風板等も自然条件・植栽箇所の盛土の土質等により、その対応も異なる旨補足説明がありました。

続いて久田浩司氏(株式会社結デザインネットワーク 代表取締役 プロデューサー)から、「東北海岸防災林と地元の暮らしの関わり、海岸防災林再生に取組む様々なNPO活動の紹介」をテーマに、海岸地域の人々の海岸林に対する様々な回想、想いの紹介がありました。その中で、地元の人々からの「失って初めて気づいた海岸林の価値、ありがたさ」が語られ、その復興・再生に向け、人々の様々な取組みが紹介されました。また、東北の第一線の教育者は「子供たちの防災教育は重要であるが、地域の環境を理解していないと正しい防災教育はできない」とし、海岸防災林も重要な防災教育の場となり得る旨の提案もなされました。

<第2部 説明会:企業・NPO等の参加による「海岸防災林再生活動」説明会>では、林野庁・水野 海岸林復旧指導官から「海岸林防災林再生の考え方、再生事業の現状と今後の見通しについて」の説明がなされました。この中で、青森県から千葉県にわたる海岸防災林(延長140km)が被災し、本年(平成26年)9月末までの工事に着手した延長は、104kmとの報告がありました。

続いて、林野庁・松本 経営企画課 課長補佐から「国有林における協定方式による海岸防災林再生活動への参加団体募集について」の説明があり、この中で宮城県東松島市大曲(矢本地区)(約3ha)と福島県相馬市大洲(松川浦地区)(約1.17ha)の国有林における海岸林再生活動の公募内容等について説明がなされました。

最後に国土緑化推進機構からは、行政・NPO・企業・地方住民等の情報の動脈がつながり、連携を深めていくことを基本に、本事業を実施していきたい旨説明しました。

また、会場の一角で13団体が参加した「ポスターセッション」では、東北復興用に苗木を育てているNPO、海岸防災林再生活動をしている企業・NPO等の活動紹介のポスター等が展示され、休憩時間でも時間を惜しんで意見交換が熱心になされていました。