レポート | 投稿日: 2013.11.06

「東北復興と海岸林再生」セミナー(同時開催:企業・NPO等参加による「海岸林再生活動」説明会)が東京で開催されました。

img-news01
林野庁と国土緑化推進機構の共催で、11月6日、地域の暮らしを守る海岸防災林の役割や、海岸林再生を通じた地域の復興支援について考える「東北復興と海岸林再生」セミナー2013と、民間団体の海岸林再生活動への参加の枠組み、方法、サポート内容などを説明する「海岸林再生活動」説明会が、東京の大手町サンスカイルームで同時開催されました。

林野庁、公益財団法人国土緑化推進機構による事業として、海岸林再生活動への参加を希望するボランティア、企業、NPO等の活動を支援するもので、約130人が参加しました。 セミナーでは、太田猛彦氏(東京大学名誉教授/東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会 座長)が、飛砂等に悩まされたことから海岸への植林が始まった江戸時代以降の海岸防災林の長い歴史、森林や海岸線の変遷について解説。「津波で海岸防災林がなくなった後は砂が舞い、洗濯物がべたつく」といった被災地の方の声を紹介しながら、防災やレクリエーション、保養休養といった海岸林の多様な機能についても説明しました。

続いて竹田純一氏(㈱森里川海生業研究所/農山村支援センター事務局長)は、現地視察で得た情報を基に、海岸防災林の再生を進めながら、地域経済の活性化や食文化の見直しにもつながるものとしてハマボウフウなど海浜植物を育成する取り組みなどを紹介。さらに、企業やNPO等と地域の方々が、ともに海岸林再生に向かうことの意義などについて講演しました。

講演資料①:「地域の暮らしを守る海岸防災林の再生に向けて」
太田猛彦氏(東京大学名誉教授/東日本大震災に係る海岸防災林の再生に関する検討会 座長)
講演資料②:「多様な主体の連携による海岸防災林を取り巻く地域の暮らしの活性化」
竹田純一氏((㈱森里川海生業研究所/農山村支援センター事務局長)

説明会では、林野庁の担当者から、被害を受けた海岸防災林の現状や復旧の進捗状況、昨年度の参加団体による国有林での植林活動等について報告が行われたほか、今年の募集が開始された民間団体による植林活動への参加方法について説明が行われました。また、海岸林再生活動に参加する企業・NPO等へのサポートについて、林野庁、国土緑化推進機構の担当者から紹介されました。

会場の一角では、ポスターセッションとして海岸林の再生活動に取り組む団体のパネル、植林している樹種のポット植えなどが展示され、多くの方が活動の状況を興味深げに見入っていました。

説明資料③-2:「海岸防災林再生等復興支援事業」
(公益社団法人 国土緑化推進機構)