活動実施の手引き

(1)生育基盤盛土の状況

林野庁は海岸防災林の被災延長約140kmのうち、平成24年度中に約50kmにおいて再生に向けた盛土工事に着手しています。地域の復興計画等と整合を図りつつ、概ね5年で盛土等生育基盤を造成し、その造成が完了した箇所から順次植栽を行い、概ね10年で植栽を完了する計画です。

平成25年度には生育基盤盛土が整った宮城県仙台市若林区荒浜の国有林約2haで民間団体による植栽が行われました。平成26年春には造成基盤の整備が進んでいる宮城県名取市の国有林で植栽が行われる予定です。

(2)植栽時期の検討

植栽時期は春植えと秋植えの2回ありますが、海岸砂丘での植栽は季節風の強い、寒い時期を避け、春植えが一般的です。

(3)苗木の選定・調達方法

苗木を育成している業者、団体等から入手してください。樹種は、海岸部に適したクロマツ、アカマツなどの針葉樹のほか、シイ、カシ、カシワなどの広葉樹も内陸部の植樹に適しているとされています。

(4)植栽の手順

津波に対して強く、健全な海岸林を育てるために、山地で行われている「ていねい植え」の方法での植栽を勧めています。苗木の根は乾かさないように、専用の苗木袋に入れて移動する、苗木を植え穴に埋め戻す土は落葉や草の根を混ぜないようにするなど、いろいろな注意事項があります。

詳しくは「ボランティアのための海岸林造成の手引書」(PDF書類)をご参照ください。

(5)維持管理の方法

協定を締結して実施した場合、植栽したエリアについては補植(枯れた苗木の植え替え)、下草刈りなどの保育作業や生育状況などのモニタリングも協定期間内(5~10年程度)、継続して行っていただく必要があります。