海岸林再生について

沿岸部の暮らしと生業を支える海岸防災林

沿岸部の暮らしと生業を支える海岸防災林いま、日本各地で「白砂青松」と称される美しい景観を生み出している海岸林は、古くは400年ほど前の江戸時代から、先人たちが植え、代々手入れを続け、育ててきた人工林です。飛砂や塩害、強風や高潮から人々の暮らしと生業を守ってきました。また、その存在は、「人と自然の関わり」の歴史を象徴するものでもあります。

傷つきながらも、津波被害を軽減した海岸防災林

傷つきながらも、津波被害を軽減した海岸防災林東日本大震災では、大規模な津波の発生により、海岸防災林も大きな被害を受けました。しかし、海岸防災林の林帯の後ろにあった住宅が原形をとどめたまま残っていたり、農地への車の流入を防いだり、激しく傷つきながらも地域を守った例が、震災後の調査で数多く報告されています。

海岸防災林は津波自体を完全に抑止することはできないものの、津波のエネルギーを減衰させ、到達時間を遅らせ、漂流物を捕捉するといった効果があることが明らかになっています。

みんなの力で、暮らしを守る海岸防災林の再生へ

みんなの力で、暮らしを守る海岸防災林の再生へ被災地では今、復興に向けたまちづくりや地場産業復興に向けたさまざまな取り組みが行われています。そうした中、海岸林の再生には、100年単位の長い時間がかかります。被災した海岸地域に植林がなされないままでは、風害や塩害などが周辺地域の農業に深刻な打撃を与え、人々の日常生活にも大きな支障を来たし、復興の足かせになってしまいます。こうしたことから、震災直後から、これらの被災した海岸防災林の再生に向けた、さまざまな動きがはじまっています。

海岸に美しい景色を蘇らせることで、被災地の暮らしや生業を支えるとともに、美しい海岸林は未来への希望と緑の潤いをもたらすことになります。そして、海岸林再生と一体となって、沿岸部の暮らしや生業の復興に向けた取り組みも求められています。

そこで、地元の人たちと共に、地域を超えて企業や団体、NPO等の参加を得て、それぞれの強みを活かして支え合いながら、みんなの力で海岸林再生等を通して、被災地の復興をやりとげる必要があります。 四方を海に囲まれた日本。海岸線は途切れることなく、ぐるりとつながっています。「海岸林再生Navi」は、被災地を支援したいという日本中からの気持ちを行動につなげるお手伝いをいたします。

そしてそれは、森林との関わりが薄れてしまった日本人にとって、私たちの生命を支える森林の大切さにもう一度気づき、森林の恵みを生かした暮らしや生業、木の文化を見つめ直す機会でもあると考えています。

参加の方法とサポート内容